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「」とスバル 第7話「思い出は夢の彼方なの」Part3








Side 『』
過去に飛んだ俺はティア(小)に夕飯を作ってやるべく、当時のランスター家へと到着した。
「やっと帰ってきたわねティアナさん。……とそちらはどなたでしょうか」
ランスター家の門のところに一人の女性が立っていた。
その人は管理局の制服を着ており、一瞬で管理局職員だと理解できる。
眼鏡をかけ、少しキツめの目をした女性……階級章は一つということはそんなに
地位のある人って訳じゃないのかな。
「……」
その人を見たティアは俺の後ろに隠れ、怯えていた。
「……あなたこそ誰ですか」
明らかに怖がっている。
そんなティアの姿を見たらどうしても俺は敵対的な口調で言ってしまう。
「それはこちらが先に言いました。……まぁいいでしょう。私は管理局
所属の孤児保護施設の職員です」
……孤児……保護。
そうかティアは唯一の家族である兄ティーダさんを失ったんだったな。
「ですからそちらのティアナ・ランスターさんをうちの施設に入っていただく予定でして、
……まぁ本人はかなり嫌がっているので私としても困っているのですが」
ティアはお兄さんとの記憶を大切にしてたな……
だから一緒にすごした家にいたい……のかな
「だからティアナさん、私と一緒に行きましょう?」
管理局職員の女性は笑顔でティアに語りかけてはいるが、ティアは顔も見せないよう
俺にしがみついている。あー……こんなティアも新鮮。
だなんて思ってる場合じゃないので……
「ティア、嫌なのか?」
「……」
ティアはしがみついている手を少し緩め、こっちに顔を挙げ静かに頷く。
……やっぱ嫌なのか。
「嫌……だそうです」
「はぁ……困ったわね」
この人も無理やり連れて行ってしまうのには抵抗があるようだ。
「……俺が保護者にはなれませんかね」
少し小さな声で言ってみる。即却下されそうな提案だが……
俺が出来ることなんてこれくらいだろう。
「……あなた一応私の目から見ても不審者ですよ?」
まぁそう言う反応が普通であろうな!
「というかあなたは一体何者なんですか」
「あ、えーっとあははははは……」
未来から来た、なんて言ったらさらに不審者として見られるだろうな。
そしておそらく連行されそうな勢いだろう。
そんな俺に助け舟を出してくれたのは他でもないティアだった。
「……」
ティアは俺を服の裾をぎゅっと握り、離れようとしなかった。
それを見た職員はついに折れたのか……
「はぁ……この際あなたの素性は気にしません。なによりティアちゃんが
気に入ってしまったみたいですからね……」
怪しいのはそのままだがなんとか保護者的存在になれるようだ。
これで一応一安心……かな。
「それに……」
ん?
「それにかなりのヘタレみたいですし」
おい







Side 「」
「で、こいつを連れて帰ってきたってわけか」
「何か文句でも?」
「ありません」
やはりゲンヤさんはクイントさんに完全に尻にしかれているようだ。
俺はなんとか事情を説明し、それを信じてもらったので、
留置所生活は免れたのであったが……
監視を行うというのでクイントさんの家、つまりナカジマ家に婿入り……
じゃなくて住まわせていただくことになった。
というかゲンヤさんがすごく若く見えるな。
「ははは……」
いやまぁそんなに睨まないでくださいよ。
「あぁそうだクイント、例の話実現しそうだぞ」
「ほんと!?」
何かうれしそうな話でもあったのだろうか、クイントさんは
すごくうれしそうな顔をしている。
「あぁ、近いうちにこちらへ来るらしい」
「そっかぁ……よかったよかった」
やはりクイントさんとスバル、ギンガさんは親子だなぁ……
笑顔がすごくよく似ている。
しかし……なにがあったのだろうか。
「なにかあるんですか?」
俺がそんなこと聞いてしまうものだからまたゲンヤさんの目つきが鋭くなる。
だからこっちを睨まないでください……
しかしクイントさんはそんなことお構いなしに笑顔で答えを教えてくれる。
「えっとね。この間任務で保護した子供二人をうちの養子として来て
もらえることになったのよ。かわいい女の子二人よ♪」
クイントさんの顔は本当に子供のような笑顔だった。
……養子二人。
つまりギンガさんとスバルのことか。
「……あの二人養子だったんだ」
「なにか言ったか?」
「あ……いえナンデモナイデス」
ボソッと言っただけなのにゲンヤさんには聞こえていたみたいだ。
……しかしあの二人養子だったとは。
新事実発覚……だな。







Side 『』
俺はランスター家台所に立ち、夕飯を作っている。
しばらく誰も使っていなかったようで、少し埃を被っているようだったが、
俺はそれを掃除し、買ってきた食材をとりだしていると、
「にんじん……きらい」
ああんもうこの子はまたそんなことを言う。
怒るとか叱るとかそんなこと出来るわけないじゃないか!
「ダメだぞーティア。好き嫌いしちゃ」
でも一応言っておく。
これはもう料理人としてのプライドというかなんと言うか云々。
さてそんなことを言うと悲しそうな顔をするティア(小)に俺の心を
締め付けられながらも、ニンジン、たまねぎ等を切っていく。
今晩のメニューはシチューだ。
これならニンジン嫌いだろうと大丈夫だろう。
……たぶん。
「……いいにおい」
そんなこんなで鍋は温まり部屋にシチューの美味そうな匂いを振りまいていた。
もうちょっとだな。炊飯器ももう保温になっている。
「うっし、できたー」
それぞれを皿や茶碗に盛り、ついでに野菜を切ってサラダにしてみた。
うむ、我ながら良い出来だ。
「いただきます」
「はい、いただきます」
二人で食卓を挟み、手を合わせ食べ始める。
「熱いから気をつけろよ?」
「うん」
シチューをフーフーと冷ましながら食べるティア(小)。
うわやべぇめっちゃかわいい……
「おいしい……」
作ったものとしてもこんなに笑顔でおいしいなんていわれるのはすごくうれしいな。
そして俺はティア(小)と親子のような日々が始まったのだった。







Side 「」
俺がナカジマ家に居候してはや数日、ついにスバルとギンガさんを
養子として迎える日となった。
「おう、とりあえず面倒な書類とかは俺がやってくるから、娘ども
二人の相手はクイントと「」がやっておいてくれ」
今日は珍しくゲンヤさんも笑顔だった。
やはり娘が出来ることをとてもよろこんでいるみたいだな。
「あなた方がクイント・ナカジマさんとゲンヤ・ナカジマさんですか?」
待っていた俺たちは局員と思われる人に声をかけられていた。
「あ、私はナカジマですが、この人は連れ添いさんです」
「わかりました。それではお二人に少々お話がありまして……」
なんだろう……と思いながらも俺とクイントさんは保護施設の一部屋に
招き入れられていた。
「今回お二人……いえナカジマさんの家庭に養子として入られる女の子二人は
戦闘機人ですが……よろしいのですか」
職員は遠まわしなどせず核心から話し始める。
確かに普通の子を養子にするわけではない。
まぁ俺にとってはスバルがなんであろうと関係ないけど。
「構いませんよ。どんな存在であっても私の娘になることに違いはありません」
「わかりました。安心しましたよ」
職員もふっと笑顔になる。この人もスバルとギンガさんのことを
心配してくれているみたいだな……
「あともう一つ、あの子達二人に名前をあげてくれませんか?」
「名前……ですか」
そうか……そういえば最初にノーヴェちゃんたちナンバーズは
スバルとギンガさんをタイプゼロファースト、セカンドって呼んでたんだっけ……
形式番号のみ……だったのか。
「スバルとギンガさん……」
名前のない二人を想像してしまい、俺はそうポツリといってしまった。
「スバルと……ギンガか……いい名前ね。それにしましょう」
え゛……
いいのかそれで!?
「響きもいいし気に入ったわ」
俺は名づけ親になってしまうのか……
「それじゃあ名前も決まったことですし、二人に会いに行きましょうか」
その日、クイントさんとゲンヤさんは二人の親になった。







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