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「」とスバル 第6話「夢の終わり、時の交わり」Part4









病院の屋上での戦闘を背にして、俺達は逃げていた。




Side 『』
「ティア、本当にこれでよかったのか?」
本当に俺は無粋なことを言っていると思う。
未来の隊長たちが殺し合いのような戦いをするというのに、
その中に行けといっているようなものだ。
「いいのよ! ……私が行ったって何が出来るわけでもないし」
こんなに悔しそうなティアの顔を見るのははじめてだ。
でもそれは……スバルも一緒のだった。
自分達の無力に泣いている。
……俺はどうすればいい。
「ふぅ、やっと合流できたみたいだね」
そんな俺達の上から声をかける人物、その人は元の姿に戻っていた。
「ユーノさん……」
「なのはたちははやてとの戦いを始めた頃……かな」
……!?
今なんて言った?
「はやてさん……と」
俺達と暮らしていたはやてさんは現代のはやてさんとはまったく違い
魔力は感じられたが、魔法を使うようなことはなかった。
いや、あれは使わないんじゃなくて知らないんだ。
だからこの時代のはやてさんがなのはさんたちと戦う?
悪い冗談にしか聞こえない。
「……すべてのページの集まった闇の書の力にとりこまれたはやては
騎士を奪ったこの街を破壊しようとする。以前はなのはとフェイトが
それを止めたんだけどね。今回は前回より日数が早まってる……
おそらくティアナのリンカーコアを蒐集したのと、二人の探索にも力を
入れていたせいでシグナムたちをどこかで見逃していたんだと思う」
ユーノさんは自らの考えと以前起こったことを説明する。
俺達がいたことによって歴史を狂わせてしまっている……のか。
「でも結果的に同じようなことが起きているから……大丈夫なのだろうと思うけど」
ユーノさんも少し不安な顔をしている。
これから起こることを知っているからこそ……なのだろう。
そんな暗い顔をしている俺たちから少し離れたビルの屋上でピンク色の光が煌く。
「あれは、なのはさん……?」
俺も何度か見覚えがある。あの魔力光はなのはさんのものだ。
「いや……違う。みんなすぐにあれから離れるんだ!」








Side 「」
ユーノさんの説明では、あれは闇の書に蒐集されたなのはさんの力らしい。
つまり巻き込まれたら大変なことになるだろう。
「スバル、大丈夫?」
「……はい」
スバルはまだ覇気がない。
俺たちは走って闇の書の魔法の被害範囲から逃げようとしていた。
そこになのはさんとフェイトさんが現れた。
「みんな大丈夫!? ってあれ……? ユーノ君?」
明らかに歳をとっているユーノさんに慌てるなのはさん。
そうかこっちでこの姿、どころかユーノさんの存在は伏せていたんだっけ。
「なのは、フェイト、近くにアリサとすずかがいるはずだ。助けてやってくれ」
「近くにいる民間人ってのはその二人だったのか。なのはこっちは任せるから私は
アリサとすずかのほうへ行くよ」
「わかったフェイトちゃん。でもここまで離れれば大丈夫じゃないの?」
「大丈夫じゃないの」
本人にあの威力は自覚がないようだ。
その数十秒後、ピンク色の輝きは街を揺るがせる。
こっちはなのはさんとユーノさんが防御してくれているおかげで助かりそうだ。
しかし……
「うぐっ……」
あまりの魔力に耐え切れずなのはさんが吹き飛ばされ、地面にたたきつけられた。
「なのは!」
「ユーノ君……大丈夫だよ」
なのはさんは大丈夫というが俺のような素人目に見ても大丈夫には見えない。
スバルとティアナもなのはさんに駆け寄る。
ユーノさんは簡易治療魔方陣をしくとこちらに来てつぶやいた。
「まずい……なのはが闇の書を倒さないとはやても、いやこの世界が崩壊してしまう」
この人は本当に世界を救っていたのか。
さすがはエースオブエース、なんていってられない状況。
「それ……私がやります」
ユーノさんの言葉に固まっていた俺たちを融解させたのはティアちゃんの一言だった。
「無茶いうなティア! なのはさんが負けるような相手だぞ!?」
「それでも、こんなことになったのは私の責任だから。勝てるかどうか分からないけど
……でもはやてさんを、みんなを助けたいの!」
『』の静止も振り切り、行こうとするティアちゃん。
「「」さん……」
しかしスバルはまだ怯えていた。
「スバル、俺がこんなこと言うのは卑怯かもしれないけど……さ。スバルはどうして
魔法を使おうと思ったんだっけ?」
「わ、私は……」
俺に出来ること。
俺は戦うことなんて出来ない。
でも……
「人を……守るためだろ? なのはさんに助けてもらったときみたいにさ、今度は
なのはさんを守ってあげてくれないか……?」
卑怯だって言われたっていい。
嫌われるようなことを言ってるのは自分でもわかってる。
でも、今のスバルに俺が出来ることはこれだけだから。
「「」さん、ごめんなさい。それとありがとうございます! 私行ってきます。」
「あぁ……それから絶対に帰ってこいな。待ってるから」
「はい!」
スバルはマッハキャリバーを起動させティアちゃんと一緒に黒い翼に向かって行った。
俺に出来ること。
それはスバルの背中を押してあげることと、スバルが帰ってくる場所を残すことだから……








Side SUBARU
「ティア、絶対に勝つよ!」
私はもう後ろは見ない。
だって「」さんが居てくれるのはわかってるから。
待っててくれるから、だから後ろは振り向かない。
「まったく、勝つのはもちろんだけどなのはさんでもキツイ相手なのよ?」
ティアも負けるつもりなんてまったくない。
『』さんは何も言わずにいたのにティアは強いな……
でも私だって強くなる。もっともっと。
そして私たちははやてさん、いや闇の書の目の前に到達した。
「お前たちも私を止めようとするのか……」
その人は涙を流していた。
この世に悲しみしかないかのように……
「私たちはあなたを止めに、そしてはやてさんを助けに来ました」
「だがそれは我が主の望むところではない」
話し合いではすまない。
そんなこてゃ最初からわかってる。でも……それでも……
「はやてさんが本当にこんなことを望んでいるとでも思っているのですか!?」
私はそう叫んでいた。
彼女の悲しそうな瞳が嘘をついているような気がして。
「主は悲しみに沈み、騎士の居なくなったこの世界を望んではいない。故に
私は主の望まぬこの世界を破壊する。それが主の望みだ」
悲しい瞳は空を仰ぎ、こちらを見つめる。
「もう時間がない。行くぞ」
来る、と思った瞬間には彼女はすでに消えて私は吹き飛ばされかけていた。
でも防御は出来ている。
……ほぼ無意識だけど。
「スバル!」
想像以上に手ごわい、でも不思議と力がわいてくる。
私の殴ったそのままティアの方へ攻撃を仕掛ける闇の書さん。
攻撃なんて、させない!
「ウィング……ロード!」
ティアと彼女の間にウィングロードを挟みこみ盾にする。
「これは……」
驚いた目でウィングロードを見つめる彼女、スキが出来た!
それを理解しているティアはウィングロードが消える瞬間、攻撃をしかける。
「クロスファイアー……シュー!!」
至近距離からのティアの必殺技、しかし……
「……なかなかやるようだな」
その攻撃は片手で防がれていた。
一瞬のうちに発生したシールドによって……
「これは……ちょっとヤバいかもしれないわね……」
私たちは正直敗色濃厚かもしれない。
しかし負けそうな私たちの目の前で、彼女に異変が起きる。
彼女が動きを止め、一人の少女の声がした。
『そこに居る人! えっと管理局の人! この子の主の八神はやてです!』
八神……部隊長?
「はやて……さん?」
私とティアはハモってはやてさんを呼んでいた。
そりゃ……いきなりなんだもの。
『その声はティアナとスバル!?』
その後私たちとはやてさんはなんとか内部から止められないか話をしていた。
いやまぁ……うん。
聞いてたけどよくわからなかった。
防衛プログラムとかなんだとか言ってたような気がするけど、
ティアが全部理解しててくれたみたいだからいいか。
「スバル、聞いてたの?」
「え、あ……うん。聞いてた聞いてた」
うわ……ティアすごい目で見てる。
というかバレバレだよ……聞いてなかったの。
あんたねぇ……とか言われたけどとりあえず聞いてないことにする。
『二人とも聞いてる?』
また別の声、ユーノさんだ。
『はやてが管理者として動けているなら、あとは簡単だ。その子を
 全力の魔力ダメージで吹っ飛ばして!』
は……?
「それで……いいんですか? というかはやてさんですよ?」
ティアの的確なツッコミが鋭く入る。
確かにこの人は姿かたちはこうだけど、中身ははやてさんだ。
そんなことして大丈夫なんだろうか……
「と、とりあえずやるしか……ないよねティア」
「そ……そうね」
ユーノさんが言ってることだしやらなきゃならないだろう。
「ティア、考えがあるんだけどいい?」
「あんたの"考え"ってのは私が何言ったってやるんでしょ……
なにするのよ、言ってみなさい」
私はティアに耳打ちをするようにゴニョゴニョと作戦を伝える。
「はぁ……奇抜というかまぁ、それしかないでしょうね」
「じゃあ……」
「やるわよ」
闇の書さんに向きなおす私たち。
これで決めなきゃ勝てない。
「まだ動けないみたいだから今のうちにやるわよ。カートリッジロード!」
プログラムのエラーか闇の書さんは未だに自由に動けないみたいだ。
でも自動で発生するあのシールドを貫かない限り私たちに勝ち目がない。
まずは私からである。
「一撃必倒……ディバインバァスタァァァァァァァ!!」
リボルバーナックルが3発のカートリッジをリロードし、私はフルパワーの
ディバインバスターをあてる。
これなら私たちで一番強い一撃を前面のシールドに与えられる。
「次は私ね!」
ディバインバスターを当てたところにすかさずティアが攻撃を加える。
「今度はダメージ入れるわよ!
クロスファイアー……シュゥゥゥゥト!!」
その前に使ったクロスファイアーシュートとは違い、多くの弾を飛ばすタイプでなく
すべての魔力を一点に集中させる収束型。
しかしそれでもシールドは打ち破れない。
「ダメ……なの!?」
「くそっ……」
あとちょっとダメージを入れられたら私のバリアブレイクでなんとかなりそうなのに……
「諦めたりするなんてスバル姉さんっぽくないよ!」
「そッスよ。諦めの悪い二人だからこそ私たちもいるッス!」
そこに現れた二つの影、行方不明になっていたはずのノーヴェとウェンディだ。
「二人ともどうしてここに!?」
「ティア! 今はそんなこと言ってる場合じゃないッスよ!」
ウェンディはボードにエネルギーを集中させ、撃ち込む。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そこにすかさずノーヴェがブレイクランナーで攻撃を加える。
「姉さん! 今だ!」
「マッハキャリバー! ギア・エクセリオン!」
私のマッハキャリバーから白い翼が生える。
そして残りのカートリッジ全部消費して私はウィングロードを発生させる。
「ウィングロォォォォォド!!」
彼女目掛けてのウィングロードを疾走する私、
もう負けない。みんなが居てくれるから、みんなが手を貸してくれたから。
「バリアァァァァブレイク!! 一撃必とぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
今まで全ての攻撃を防いできたシールドはカケラ一つも残さず粉砕した。
最後の一撃だ。これで決める。
「ディバインバァスタァァァァァァァァァ!!!」
至近距離からバリアなし直撃のディバインバスター。
私の出来る最高の攻撃だ。これで無理なら……
闇の書さんはそのまま海の沖合いまで吹っ飛ばせた。
『成功だスバル、これで防衛プログラムとはやての分離が出来る』
「はぁ……はぁ……やった……?」
私たち二人はもう魔力がつき、意識も朦朧としていた。
でもまだ……やらないといけないことがあるはず……
『……あとはよろしく頼むよ』
「うん。スバルもティアナもよく頑張ったね。あとは私たちに任せて」
「もう一回あれをやることになるとは思わなかったけどね」
「ほなやろか。二人とも」






Side TEANA
「あれ……」
目覚めた私の目の前にあったのは
「ほべぇあ!?」
『』の顔だった。
なんとなく反射で殴っちゃった。
「ティアちゃん起きた?」
「あ……おはようございます「」さん。……おはようございます?」
なぜか自分の口からそんな言葉が出た。
そんなに寝ていたような気はしないんだけどなぁ
「起きたッスかティア」
「ウェンディ、あんた……生きてたのね」
寝起きはダメだなぁ。涙が出やすいよ。
「あーもうティア泣いちゃダメッスよ。会えたんだから笑顔笑顔」
娘にあやされてちゃお母さん失格かなぁ……
「でも、よく無事だったわね」
「あたしもよく覚えてないんだけど、誰かに助けられて気付いたらあそこに
いたんスよ。でティアとスバルがピンチっぽかったから」
助けてくれた……わけか。
本当に助かったんだから……
「ティアナさんは起きたけど姉さんはずっと寝てるや」
「まぁ気持ちよさそうに寝てるし、そっとしておいてあげよう」
「」さんはスバルの頭を撫でてあげていた。さすが彼氏だねぇ……
うちの彼氏は壁際で伸びてるし……
ってあれは私がやったんだっけ。
「……あのあとなにがあったの?」
そうだ。
一番重要なことを忘れていた。
「あぁ結局なのはさんやフェイトさんが残った防衛プログラムの
処理をしてくれたんだよ」
『』がムクりと立ち上がりそう言う。
……ちょっと怖い。
「でも、この時代のじゃなくて私たちの時代のなのはさんたちが……」
いたような気がした。
というか聞こえた。
「あぁ、その時はいたんだけどな。すぐ居なくなっちゃって」
私とスバルを助けてくれたのはなのはさんたちだと、
『』さんは話を続けた。
「ティアナが起きたって?」
そんな話を続けていたらユーノさんが入ってきた。
「みんなお疲れ様。あのロストロギアについていろいろ分かったよ」
スバルはまだ「」さんの座っている隣で寝てるけど、ユーノさんの
話にみんな耳を傾ける。
「あのロストロギアは特定の人間の人生のターニングポイントの時間に飛ばす……
みたいなんだ。だからフェイトはP・T事件、はやては闇の書事件だったわけだ」
それではじめは無限書庫にいたフェイトさんに、次はP・T事件直後に
であったはやてさんで……それぞれ違う時間に飛ばされた。
「ロストロギアの効果発生もかなり不定期に起こるみたいだし、またすぐ起こる
ってことはない……と思う」
「一つ質問なんですけど、どうやって元の時代に戻るんですか?」
一番大切な問題、私たちは帰らないといけない。
「あぁ、カードを見てくれ。その絵がもうほとんど消えかけているだろう?」
私はロストロギアを取り出し見てみる。
最初に描かれていたはやてさんのイラストのほぼ9割がすでに消えていた。
「それがすべて消えたとき時間移動した人間はすべてもとの時代にも戻るんだ。
それじゃあちょっと僕はクロノのところにいってくるよ」
そのままユーノさんは出て行ってしまった。
とりあえず元の時代に帰れるんだ……
ユーノさんが出て行った後すぐにクロノさんが部屋に入ってきた。
……肩にフェレットを乗せて。
「あれ? ユーノさん早かったですね」
「ん?」
ちょっと反応がおかしかったけどクロノさんが話をはじめる。
「君達のおかげでこの闇の書事件も何事もなく解決した。本当に礼を言う」
「ははは……無我夢中でなんとかなったんですけどね……」
私たちは途中までしか出来ていないし……
そんな会話をしている途中、
いきなりロストロギアが輝きだした。
「なんだ!?」
「どうやらこれでお別れのようです。私たちは元居た時代に戻るみたいです」
もうちょっとはやてさんやシグナムさんたちと話がしたかったけど、
こればっかりは仕方がない。
「そうか……それじゃあ君らも気をつけてな」
「はい」
『』は返事をした後、私とウェンディの手をつなぐ。
「もう次は離れ離れにならないように、な」
「もちろんよ」
「ッスよ」
私の手にするカードのイラストが消えた瞬間、私たちは光に包まれた。
そして次の瞬間目の前に現れたのは……
「無限書庫……」
誰かがポツリとそう言う。
……戻ってこれたようだ。
「はぁ……疲れた」
元の時代に戻ってきた私たち。
しかしまだこの中の二人の時間旅行は……終わってなかったのだった。







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