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「」とスバル 第5話「それは遥かなる夢なの」Part3








『……私の邪魔をするのは、あなたたちかしら……』
アースラに映るその黒い姿、その人は笑っていた。
その足元には……赤い……

「なっ……」
そこには管理局の局員が無残な姿で転がっていた。
「あれは……そんなバカな、Aランク以上の局員だぞ!?」
信じられないという顔をしているクロノ。
「くそっ……エイミィ! 転送は!」
「ちょっと待って……なんで、これ……」
エイミィは何度も何度も座標を固定しようとする……
しかしそれはすべてエラーとして終わる。
「くっ……ここままじゃ局員が危ない、僕が行く」
僕達はそんな状況を唖然として見ていた。
いや、誰もがその時一つのものを見ていたのだった。
しかし僕は……
なぜかそれに違和感を感じていた。







Side 『』
「なんだよ……あれ……」
その現れた女性の後ろ、そこには……
「女の……子……いやでもあれは」
ティアも俺も……いやおそらく俺達全員同じ考えだろう。
あれは……フェイトさん。
「なんで……フェイトさんはここに……」
理解できない。
なぜそこに同じ人が居るのか。
だが俺達のそんな疑問も無視し、その女性は話を続ける
『せっかくアリシアの姿を、記憶をあげたのにあなたはやはり失敗作ね……フェイト』
アリシア……その人はそう言った。
『アリシアと違って何も出来ない。アリシアならあなたのような失敗はしなかったわ』
フェイトさんは目を見開き、信じられないものを見る目をしている。
『アリシアは私に優しく笑いかけてくれた。
 アリシアはたまに我侭も言ったけど私の言うことはしっかり聞いてくれた』
もう……やめろ。
『だからフェイト、あなたはアリシアの紛い物、偽者、出来損ない……それにねフェイト』
もう……やめてくれ……
『私はあなたが大嫌いだったの』
「う、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
その最後の言葉。
フェイトさんをギリギリまで保たせていた思い。
愛情
それを壊されたフェイトさんは声にならない声を上げながら倒れこむ。
「フェイトちゃん!」
生気を失ったフェイトさんを支えるなのはさん。
その目には涙を浮かべている。
「こんなの……こんなのってないよ……」
その事実を信じられないようなティアはその場にへたりこむ。
「ティア……」
「『』……こんなのおかしいよ……おかしいよ絶対……」
そんなティアに寄り添う人……ウェンディだ。
「あたしも同じように作られた命だけど……私達はドクターに愛され……たかどうか
はわかんないッスけど、こんな風に命を道具みたいに扱うのは許せないッス!」
『さぁ……茶番劇は終わりよ。私はこのジュエルシードでアルハザードへ行く』
誰もがそんな狂気に満ちた声によって喋ることすら出来ない中、一人だけ……
そう一人だけそれにまっすぐな瞳で見つめ返す人が居た。
「……そんなの」
『私はアルハザードでアリシアを再び手に入れる!』
「そんなの間違ってる!!」
スバル……その人だった。






Side 「」
「そんなの間違ってる!!」
アースラ内の重い空気を完全に吹き飛ばすその澄んだ声。
「スバル……」
スバルは画面に映っている女性に対峙している。
『……なにが間違っているですって』
「お母さんが子供のことをいらないとか、失敗作だとか……そんなふうに言わないで!」
スバルは泣いていた。
『私の所持品の必要不必要に他人の意見なんて聞きたくないわ』
「フェイトさんだって……作られたとしてもそれは一つの命なんですよ!
それを物みたいに……」
スバルは泣いていた。自分の命とフェイトさんの命を想い泣いていた。
『そうね……でも私が作った命、それをどう扱おうと私の勝手よ』
「だったらなんでアリシアと同じように愛してあげなかったんですか!」
スバルは泣いていた。愛されることの大きさを知り泣いていた。
『その失敗作を愛せ? ふふふはははははは……私が愛するのはアリシアだけよ』
「二人ともあなたの子供、それはアリシアだってフェイトさんだって違わないはずです!」
スバルは泣いていた。愛されないことの孤独さに泣いていた。
『ふんっ……もうあなたと話すことなんてないわ。
 私は一刻も早くアルハザードへ向かわなくてはならない』
そこで通信は一方的に切断された。
「「」さん……」
スバルはこっちを向き尋ねてきた。
「私……間違ったこと言ってましたか……」
「間違ってない、間違ってないよ……スバル」
スバルは泣いていた。想いの通じなかったことに泣いていた。







Side TEANA
「それじゃあ私達も民間協力者ってことでいいんですね?」
私はアースラ艦長、リンディ・ハラオウンさんに訊く。
「えぇ……今はすこしでも戦力が欲しいところ。辛いかもしれないけど頑張って」
私達、まぁ正確には「」さんと『』以外は民間協力者として出撃する。
「ティア、あんまし無茶するんじゃないぞ? じゃないと帰ってきたとき俺の飯が食えないからな」
「もう……絶対帰ってくるわよ」
なんでこいつはこんなときに限ってかっこつけるかな。
「さぁてティアもノーヴェもスバルもしっかり掴まっててくださいッス」
ウェンディのIS、エリアルレイブによって私達は飛ぶ。
……ちょっと不安だけど。
「スバル姉さん、大丈夫?」
「うん……でもあの人は絶対に止めなくちゃいけない気がするんだ」
さっきまでわんわん泣いていたスバルは今ではキリっとした顔をしている。
戦闘機人……作られた命である自分。
そんな自分の境遇とフェイトさんの境遇を重ねているのかもしれない。
「でも敵はAランククラスの兵よ……3人とも気を抜かないで」
「もっちろん!」
私達は気合をいれ、ボードは進んでいく。
……だんだん斜め下に。
「あちゃー……やっぱり重量オーバーッスかね」
はぁ……うちの娘は……
そして私達は庭園奥に不時着する。
「……これはちょっとヤバイかもね」
周りには敵兵隊がおよそ5体、私達個人の力じゃ勝てきれないかもしれない。
でも……
「個々で戦わず4人一緒に戦うわよ。……絶対生きて帰るんだから」
「もちろんだよ! ティア」
「『』のご飯が楽しみッス」
「スバル姉さんは絶対に守ってみせるよ「」さん……」
そして私達の戦いが始まった。





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