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「」とスバル 第1話 Part2





ティアナ「ったく……試験遅れてくるほど抜けてるとは思わなかったわ」
スバル「だからごめんってばぁー」
私がこの目の前の女の子、スバル・ナカジマとはじめて出会ってそれなりの時間がたった。
しかしこの「それなり」の時間の間私はこいつに振り回されつづけている。
なんでこんな目に……
ティアナ「で、その男の人は大丈夫だったの?あんたの鉄拳を喰らったってのに」
スバル「うん!校門まで送ってもらっちゃったよ~かっこいい人だったよ」
ティアナ「へぇ……」
見逃したのは少々惜しいかもしれない、私だってイイ人は欲しい。
ティアナ「とりあえず試験も終わったことだし、食堂でも行こうか」
スバル「そうだね、おなかすいちゃったよ~」
ちなみにこいつはよく食べる、食べたものが何処へいってるのやら……
スバル「……?、ティア、どこ見てるの?」
胸である。
ティアナ「別に……さっさと行くわよ」
なんてことは言えないので黙っておく、私も決して小さい方ではない……と思いたい。

スバル「ティアは何にするの?」
ティアナ「私はいつも通り定食かな」
私は定食の食券を買う、バランスのいい食事、定食はまさにそれだ。
スバル「それじゃあ私は、コレとコレ……っとコレっと」
買いすぎだろう食べすぎだろう。
スバル「えへへー」
笑顔でこっちを見られても困る、「別に食べすぎじゃないよね?」とか同意を求めないで欲しい。
ティアナ「……で、テストの首尾はどうなの?」
そう言いながら私は食券をカウンターに置く。
ティアナ「あ、お願いします」
『』「はいよ」
はじめて見る顔だ、新しく入った調理師さんだろうか。
スバル「おねがいしますー、テストはそれなり、かな」
ティアナ「それなり……ねぇ」
スバルの「それなり」はかなりの点数である、バカなのに頭はいい……世の中は謎である。
少々の時間、スバルと他愛のない話を続けていると
『』「はい、A定食と親子丼、カツ丼、B定食」
ちょっと待て、この机には二人しかいないのに何故4人前来る。
再度言うがスバル、食べすぎだろう。
スバル「はいーどうもです」
『』「……結構食べるんだな、太るぞ」
ティアナ「私じゃないです、それに女性にそう言うことは失礼ですよ」
こっちも見て言わないで欲しい、あとうるさい。
『』「それもそうだな」
そういいこの人は調理場へ帰っていった、少々頭にくる。
ティアナ「……それじゃ食べよっか」
スバル「うん!」
餌を目の前にした犬。
もしスバルに尻尾が生えていたなら今は千切れんばかりに振っているのだろう。
スバル「そぇで、ティアはテフトどうらったの?」
ティアナ「食べながら喋らない、私はあんたと違って出来て当たり前なの」
スバル「ふぁーい」
ティア「はぁ……私も食べるか」
スバルは努力を惜しまない、それはすごい美点だと思う。
私も見習わないとな゛
ティアナ「……」
スバル「ティア?どうかしたの?」
よくわからない、舌がなにかおかしな反応をしている。
私が食べていたのは……何これ?
ティアナ「ま゛す゛い゛……」
そう私は定食についてきたおかずを食べていたはず、それなのに……
ティアナ「なにこれ……」
それは理解不能な味なのであった。某漫画なら女将を呼べと叫びそうだ。
スバル「ティア、はい水……大丈夫?」
ティアナ「ありがと……んっ」
水で謎の味を洗い流す、一体誰だこんなもの作ったの。
『』「お?俺が作ったのどうだった?美味しかったかい」
いた。
ティアナ「……おいし、」
『』「美味しかったか!」
ティアナ「おいしいおいしくないってレベルじゃないのよ!!」
『』「げふぅ」
私の右拳がこの人の顎に命中する。
思えばこれがはじめて『』をぶっ飛ばしたことになるだろう。
スバル「ティア!?」
ティアナ「はぁ……はぁ……はぁ……」
気が付いたら殴っていた。
『』「いってぇ……何しやがる!」
ティアナ「何って何よ!なんなのこの味、人の食べ物じゃないわ!」
『』「なっ……俺の自信作を!」
カッとなって口論をはじめてしまった、すぐ頭が熱くなるのは私の欠点だ。
ティアナ「じゃああんたも食べてみなさいよ!」
『』「あぁ!食ってやるとも!」
食べた瞬間この人の表情が歪む、やはり不味いんじゃないか。
『』「む……こりゃ……」
ティアナ「やっぱり不味いんじゃない」
『』「ぐっ……失敗したか……」
……失敗?
ティアナ「ちょっと待って失敗って……」
『』「今日はすでに定食のおかずが切れててな、そこで俺が創作料理を作ったわけだ」
スバル「そんなにおいしくないの?ちょっと貰うね」
ティアナ「あっスバルちょっとま……」
スバル「あ……うぅ……」
酷い顔だ、泣くなスバル。



『』「ならこれを食べてみてくれ!」
俺は創作料理を出す、一応の自信作だ。
ティアナ「嫌よ」
即答だ。
俺だってまだ料理がものすごく上手いとは言いがたい、しかし熱意だけでは負けられない。
『』「いや頼む!ぜひ食べてその味をきかせてくれ!タダでいいからさ!」
ティアナ「……仕方ないわね」
スバル「あ、私も食べます~」
ティアナ「あんたは何食べても同じ反応しか出来ない気がするわ」
俺は厨房から料理を3皿持ってくる。
まずは一品目……
ティアナ「微妙な味ね……」
そして二品目……
ティアナ「なんだか……しょっぱい……」
最後に三品目……
ティアナ「あんた料理向いてないんじゃないの?」
酷い言われようだ。
ちなみにもう一人の女の子の反応は言われていたようにどれも同じようなとこであった。
『』「ぐぅ……」
ティアナ「まぁおいしくはなかったけど食べさせてもらったし、ご馳走様」
スバル「ご馳走様です」
『』「あっ、あのさ!また俺の料理……食べてくれないか?」
なぜか俺はそう叫んでいた、俺も何故そんなことを言ったのかわからない。
ティアナ「え……?」
キョトンとする少女、まぁわけもない。
『』「俺は『』!絶対に美味いもの食べさせてやるから!」
ティアナ「……もっと美味しく作れるんならね」
そう言いこの少女は行ってしまった。
思えばこれが俺とティアがはじめてあった時なのであった、あとスバルとも。
その後俺は、ほぼ毎日ティアに自分の作ったものの味見をしてもらい、だんだんと腕を上げていった。
はじめの頃は相当不快そうな顔を見せていたティアだが、だんだんとそれが当たり前になったかの
ように俺の料理を食べてくれていた。後々スバルの性格を知り、振り回されるのは慣れていたのだな……
と感じたのだがティアが怖いので言わない。


ティアナ「うん……すごく美味しく出来てるじゃない」
『』の料理の毒見……もとい試食をはじめて数ヶ月、私達はもうすぐ陸士学校を卒業だ。
『』「お、そうかそうか今日のはちょっと自信作だったんだよ」
最初の頃のこいつの「自信作」に何回舌をやられたか……いまではいい思い出だ。
スバル「確かにおいしいですねぇ~今日もご馳走様です」
ティアナ「それにしても美味しくなったわねぇ……昔は酷い味だったのに」
『』「ティア……それは言わないでくれ」
何度でも言ってやる。
『』「しかしまぁ……もうお前らも卒業かぁ……」
ティアナ「そうね……」
悲しいやら切ないやら……なんだかよくわからない感覚だ。
『』「長かったような短かったような……」
ティアナ「その中でスバルは彼氏なんか見つけたしねぇ……」
まさか先を越されるとは思っても見なかったが、スバルには恋人がいる。
スバル「えへへー」
あの「」って人も相当の物好きだな……
スバル「そういうティア達だって、恋人みたいじゃない」



今この子はなんと言ったのだろう。
俺と……ティアがなんだって?
ティアナ「バカスバル!何いってんのよ!」
『』「確かに俺はティアが好きだけどさ!別にそういうのじゃ……」
ちょっと待て、今俺は何と言った。
ティアナ「……」
『』「……」
スバル「あ……」
無言が痛い。
ティアナ「『』」
『』「……な、なにかな」
ティアナ「……そんな告白のしかたはないんじゃない?」
『』「……ごめんなさい」
ヘタレは抜けきりません、ごめんなさい。
ティアナ「……はぁ」
『』「ティア?」
へ、返事なのだろうか、ヤバいくらいに緊張しているぞ俺
なんでこんなことに……
ティアナ「あんたみたいなヘタレなヤツは放っておいたらどうなるかわからないわ……だから」
『』「……だから?」
ティアナ「わ、私が彼女になってもいいんなら……そう、なる」
ティアの顔は真っ赤だ。
俺も顔を隠したいくらい今真っ赤になっているだろう。
ティアナ「……なに?私じゃ不服?」
『』「滅相も無い、ティア……改めてよろしくな」
ティアナ「うん!」




『』「機動……6課、ですか」
ティア達が学校を卒業し早数年、俺の職場は陸士学校食堂から異動となった。
「あぁ、なんでも若い部隊長の元で新しく作られた部隊だそうだ、まぁ人員不足なんだろう」
『』「はぁ……」
ティアは卒業後、災害救護部隊に入りそれ以前ほど一緒に居られなかった。
だからこの新しい部隊ではまた同じところで働けるわけではない……そう思っていた。
「はい、これが地図と必要な書類だ」
『』「ありがとうございました……」
俺は地図を片手に歩き、機動6課の建物を目指した。
そしてそこで俺は……再会したのだった。
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