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「」とスバル 第1話 Part1
はじまりのお話「「」とスバルの出会い」



これまでの生活は面白い面白くない……そんなことを感じさせないほど普通なものだった。
真面目に勉強し、至って普通の商社に就職しそこそこの人と結婚し、そして次の世代を残していく……
「そう」思っていた。その頃までは……
正直会社に就職した時まではこのレールの上を歩いていく人生なのだと実感していたのである。
しかしそんな俺の目の前に、「彼女」が現れたのだった。


「」「はぁ……はぁ……やばいな……」
せっかく今まで無遅刻無欠勤で通していた俺なのに、この日に限って寝坊した。
別に前日飲みに行っていたわけでもなく、変に夜更かしをしたわけではない。
かといって普段の行いが悪いわけではない。神様は酷い。
しかしスーツ姿で精一杯走っているこの姿は少々滑稽だろうな……
ちなみに優しく起こしてくれる人はいない、いつも電子音が目覚まし音だ。
こんな俺も彼女が欲しいとか思っていた時期もある、それが今では……
父さん母さんごめんなさい僕のお嫁さんを見せるのはまだまだ先になりそうです。
流石にだんだん悲しくなってきた……
と……そんなことを考えながら俺は目的地へ向かって走っていた。
ビルまではあと少し……
「」「そこの角を曲がれば……」
そして俺は何かにぶち当たった。



スバル「遅れる遅れるおくれるぅー!!」
今日は訓練校の試験の日。
なんでまたこんな日に限って自分は遅刻をするのか……少々自分が嫌になる。
スバル「なんでこんな日に二度寝なんてしちゃうかなぁ」
普段どおりティアは起こしてくれた、これはティアが訓練校へ行く時間に……
ではあるが、その時には一度起きていた。
なのに何故かの二度寝。そもそも私が二度寝なんてしちゃう意味がわからない。
今の姿をティアに見られたら、
ティア「あんた馬鹿じゃないの!?」
とか言われそうだ、いや絶対に言う。そして反論の余地も無い。
ちなみに時間があまりに足りていなかったせいで、ロクに朝食も食べられていない。
というわけでパンを加えているのだが……これはティアに見られたらまた怒られそうだ。
デバイスを使ったらもっと早いのだろうけど、使ったら怒られるのでやめておこう。ティアは恐い。
訓練校までの近道を最高速で走る。もう少しで着く……
スバル「この通りに入れば!」
フルスピードで次の道へと飛び込む私、しかし目の前にスーツ姿の男の人。
想定外な状況だ。
それに反射的に右腕を出してしまうのは、自分のダメなところなのだと後々後悔する。
スバル「あ」
「」「へぶっ!?」
訓練でもこんなにクリーンヒットしたことはないだろう、と言えるほどのクリーンヒット。
これは痛いだろう、スーツ姿の男の人が私の右ストレートを受けて、すっ飛んでいくの見える。
走馬灯のようにゆっくりと……いや走馬灯はこんなときに見るものじゃない。
スバル「だ、大丈夫ですか!?」
へんじがないすでにしかばねのようだ……いやいやいやまだ人殺しにはなりたくない。
まさか角を曲がった先に人が居るなんて、不注意はいつも叱られる原因の一つだし……
「」「うぐ……痛て……」
スバル「ごめんなさい!突然飛び出しちゃって……怪我、していませんか?」
よかったどうやら意識はあるようだ。
「」「あぁ……はい、大丈夫……なのかな?」
うぅ……恥ずかしい、なんでこんなことに……


吹き飛ばされた。
正直痛かったけど、大人一人をこんなに軽がるとを吹き飛ばすような「モノ」が目の前にいたのだ。
スバル「怪我、していませんか?」
驚いた。
俺を吹き飛ばしたのは女の子だったのだ。
「」「あぁ……大丈夫、君こそ大丈夫?」
スバル「はい!私はこのとおり丈夫ですから!」
若い……10数歳だろうか……この娘は自分の無傷を表そうと目の前で跳ねている。
あ、ちょっと見えた、眼福。
スバル「あ、立てますか?」
「」「あぁ……痛っ、ちょっと足を捻ったかも……」
右足に痛み、着地の仕方を失敗したかな?俺も年寄りになったものだ。
スバル「すいません……私のせいでこんな……」
ちょっと涙ぐむ少女……正直周りの視線が足よりも痛い。
まるで俺が泣かせているみたいじゃないか、まぁ彼女だけが悪いわけじゃないが。
スバル「と、とりあえずこっちへ来てください!治療しないと!」
当然立てない俺にこの少女が肩をかしてくれる。
少女に肩を貸してもらうスーツ姿の大人……
さらに周りの視線が痛くなった気がする、あ……でも密着すると結構アレだな……やわらかくて……
いかんいかん。

そして俺はその少女に肩を貸してもらい……とある建物の前に
スバル「私ここに住んでいるんですよ」
アパートのような建物、俺の住んでいるところよりも豪華な気がしないでもない。
「」「しかしここは……陸士訓練校の?」
スバル「はい!私魔道士になりたくて……」
陸士訓練校女子寮……なんと甘美な響きか……っておい俺それでいいのか。
「」「でも……それなら学校はいいの?今日は平日のはずじゃ……」
スバル「あ、いえ……でも怪我させちゃった人を放り投げてはいけません!」
真面目な子だな……
スバル「あ、こっちです。階段大丈夫ですか?」

スバル「とりあえず応急手当だけでも……痛かったら言って下さいね」
そして俺は彼女の部屋に入ったわけだが……生活感溢れております。
「」「でも、さ……俺なんかが部屋に入っちゃってもいいの?」
スバル「もちろんですよ、手当てしないとダメですし」
この応答はさっきからもう4回目である。
遠慮しようにも彼女の有無を言わさぬ返答に、俺は結局ついてきてしまった。
この2段ベッドのある部屋に……
「」「この部屋さ、相部屋?」
スバル「はい!ティアっていう友達と一緒なんですよ~」
「」「へぇ……でもいいの?部屋にまで入っちゃって」
スバル「だいじょぶですよ~見られて恥ずかしいなんてものありませんし」
だったら下着くらいは隠してください。
≪ピピピピピピ≫
部屋に響く電子音、彼女の携帯電話が鳴ったようだ。
スバル「はい?あ、ティア~どうしたの?」
ティアナ『どうしたの?じゃないでしょ!!あんた今日試験だってことわかってんの!?』
スバル「へ……あ、あれ?」
ティアナ『あれ?……じゃない!バカじゃないの!?あと10分で始まるのよ!!』
スバル「どうせ私はバカですよぉー……でもティア~?ちゃんとした理由もあるよ?」
ティアナ『……どんな理由よ』
彼女は電話の向こうに居る「ティア」に事情を説明している。ちなみに俺はずっと無言、話そうにも話せない。
ティアナ『……で、だいたいの理由はわかったんだけどさ、スバル?』
スバル「なぁに?ティア」
ティアナ『アンタ今さ、その人と寮の部屋にいるわけ?』
スバル「うん」
直後、彼女の電話から「ティア」さんの怒号が響いたのは言うまでもなかった。
……そりゃまぁ知らない男が部屋にいたら怒るよな、普通……
スバル「ごめんごめんごめん、許してティア~」
ティアナ『もういいわよ……あんたの行動にももう慣れたわ……』
スバル「うぅ……ごめんね」
この子はいつもこうなのか……?「ティア」って子は苦労人な感じだな。
ティアナ『くどい、まぁ試験のことは私が教官に話しておくから、遅刻してでも来なさいよ』
スバル「あっ、ありがとうティアぁー!!」
ティアナ『うっさい!それじゃあね』
スバル「うん、ありがとねティア」

「」「……試験、だったの?」
スバル「そうだったみたいです」
それは悪いことをしたな……というか陸士学校の試験ってかなり大事なのではないのか?
「」「ならすぐにでも行かないとダメじゃないか!」
スバル「でも……足の怪我が……」
かなり頑固な子だ、それに不器用。
「」「俺はもう大丈夫、すぐに行こう」
痛みもだいぶ引いてきた……全然痛くないわけじゃないけど、これくらい我慢我慢。
ここから陸士学校まではそんなに距離は無いし、なんとかなるだろう。
スバル「本当にごめんなさい……不注意で怪我なんてさせちゃって」
「」「いや俺もだよ……遅れる遅れると思ってしっかりと前が見れてなかったよ」
スバル「でも……」
「」「いいんだよ君が全部悪いわけじゃない、俺だって悪い、だから気にしなくていいんだよ」
スバル「……はい」
泣かせてしまった……さすがに涙を見ると俺が全て悪いような気がしてきた、いや俺が悪いんだが。
しかし女の子を泣かせてしまうなんて……
「」「……それじゃあ行こうか」


スバル「今日は本当にごめんなさいです……」
そして到着、まだ試験が始まって15分ほどだろう。
この子は今日何度目かの謝罪だ、そして俺も同じく謝罪を返す。
「」「いや、俺のほうこそゴメン……」
スバル「あ、そうだ……」
「」「どうかしたの?忘れ物?」
スバル「あ、いえ……あの……お名前聞いてもいいですか?」
「」「え、あ、俺は……「」」
ドギマギしてる俺マジ挙動不審、これも周りから見たらかなり滑稽な気がする。
スバル「「」さんですか……私はスバル、スバル・ナカジマです」
「」「スバル……よろしくねスバルちゃん。あ、これ俺の名刺」
ついいつもの癖で名刺を渡してしまう、平凡なサラリーマンの性かこれは。
スバル「あ、ありがとうございます」
「」「それじゃあ俺は行くよ、試験頑張ってねスバルちゃん」
スバル「……はい!」
そして彼女は行ってしまった。
後々知ることになるのだが、スバルはこの日の試験で満点を取りなんとか凌いだらしい。
……あぁ見えてかなり頭は良いようだ、人は見かけによらない。
なんて言ったらスバルに怒られそうだな……




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